事業会社におけるWeb広告運用でのフリーランス人材の活用状況に関する調査結果

Web広告メディア「キーマケLab（キーマケラボ）」を運営するベクトルデジタルは、現在 Web広告を出稿している事業会社の経営者、マーケティング担当者316名を対象に実施した「事業会社におけるWeb広告運用でのフリーランス人材の活用状況に関する調査結果」の結果を発表いたします。

調査結果（サマリー）

調査結果のサマリーですが、以下の通りです。

• フリーランスなどの業務委託契約者への広告運用業務の依頼を約6割が経験済み
• 「依頼したことがない」と回答した人を除く206名に対して「直近2～3年で、広告運用などのマーケティング業務の現場でフリーランスなどの業務委託契約者に依頼する機会」について質問したところ、「かなり増加している」「やや増加している」と回答したのは127名と全体の約6割
• 約6割が広告運用ができる人材の採用難易度について「上がっている」と回答
• 約7割が「フリーランスなどの業務委託契約者を紹介してくれるようなマッチングサービスがあった場合、利用したいと思いますか」という質問に「非常に利用したいと思う」「やや利用したいと思う」と回答

Q1. 現在お勤め先の企業で、フリーランスなどの業務委託契約者に広告運用業務を依頼していますか、もしくは過去依頼したことがありますか。

「現在お勤め先の企業で、フリーランスなどの業務委託契約者に広告運用業務を依頼していますか、もしくは過去依頼したことがありますか。」という質問に、316名中「現在依頼している」「過去に依頼をしたことがある（解約済み）」と回答した人は196名と全体の約6割。

Q2.広告運用業務をフリーランスなどの業務委託契約者に依頼した理由を教えてください。（複数回答）

Q1.で「現在依頼している」「過去に依頼をしたことがある（解約済み）」と回答した196名に対して、「広告運用業務をフリーランスなどの業務委託契約者に依頼した理由を教えてください。（複数回答）」と質問したところ、「社内に広告運用の専門スキルや知識を持つ人材が不足しているため」が最多で63.27％。次点が「即戦力となる人材を起用、広告運用のレベルを引き上げたかったため」で49.49％、「社内の人件費の削減を図るため」で41.84％。

Q3.あなたがフリーランスなどの業務委託契約者に求めることを教えてください。（複数回答）

Q1.で「現在依頼している」「過去に依頼をしたことがある（解約済み）」と回答した196名に対して、「あなたがフリーランスなどの業務委託契約者に求めることを教えてください。（複数回答）」と質問したところ、「運用の知識や技術のノウハウ共有」が最多で57.65％。「目標や期待される成果の達成」51.02％。「タスクを円滑に行えるコミュニケーション能力の高さ」で47.96％。

Q4.広告運用業務をフリーランスなどの業務委託契約者に依頼していない理由を教えてください。（複数回答）

Q1.で「依頼したことはない」と回答した110名に対して、「広告運用業務をフリーランスなどの業務委託契約者に依頼していない理由を教えてください。（複数回答）」と質問したところ、「投じた費用分の成果が得られるかわからないため」が最多で29.09％。次点で「情報漏洩に関して懸念があるため」「自社内にノウハウが溜まりにくいため」が28.18％、「社内で広告運用者を育成したいため」が23.64％。

Q5.直近2～3年で、広告運用などのマーケティング業務の現場でフリーランスなどの業務委託契約者に依頼する機会は増加していますか。

Q1.で「依頼したことはない」以外を回答した206名に対して、「直近2～3年で、広告運用などのマーケティング業務の現場でフリーランスなどの業務委託契約者に依頼する機会は増加していますか。」と質問したところ、206名中「かなり増加している」「やや増加している」と回答した人は127名と全体の約6割。

Q6.お勤め先の企業では、広告運用ができる人材の採用難易度が上がっていますか。

「お勤め先の企業では、広告運用ができる人材の採用難易度が上がっていますか。」という質問に、316名中「非常に上がっている」「やや上がっている」と回答した人は186名と全体の約6割。

Q7 .広告運用ができる人材の採用難易度が上がっている理由を教えてください。（複数回答）

Q6.で「非常に上がっている」「やや上がっている」を回答した186名に対して、「広告運用ができる人材の採用難易度が上がっている理由を教えてください。」と質問したところ、「市場にいい人材がいないため」が最多で55.91％。次点で「自社の採用基準が上がっているため」が　36.56％、「自社の魅力を伝えられていないため」が34.41%。

Q8.自社に寄り添って広告運用業務を担ってくれる、フリーランスなどの業務委託契約者を紹介してくれるようなマッチングサービスがあった場合、利用したいと思いますか。

「自社に寄り添って広告運用業務を担ってくれる、フリーランスなどの業務委託契約者を紹介してくれるようなマッチングサービスがあった場合、利用したいと思いますか。」という質問に、316名中「非常に利用したいと思う」「やや利用したいと思う」と回答した人は211名と全体の約7割。

調査結果に対する株式会社キーワードマーケティング 石川氏からのコメント

今回の調査結果から、広告運用業務において業務委託が多くの企業で広く利用されていることが明確になりました。調査対象の企業の約62%が、現在または過去にフリーランスなどの業務委託契約者に広告運用を依頼した経験があるという結果が出ており、これは業務委託が広告運用の一般的な手段として定着していることを示しています。

さらに、直近の2～3年間で「マーケティング業務においてフリーランスや業務委託契約者に依頼する機会が増加している」と感じている企業が同様に約62%に上り、外部の専門家への依頼が増加傾向にあることが確認されました。

この背景には、社内リソースの不足や人材採用の難易度の高まりが影響していると考えられます。広告運用は専門性が高く、効果的に運用するためには高度な知識と経験が求められるのです。そのため、即戦力となるフリーランスや業務委託契約者の活用を選択する企業が存在するわけですが、ただ、これらの外部専門家を活用する際には、依頼に伴うさまざまな課題が浮上することもあります。

調査結果から浮き彫りになった課題の一つは、適切なフリーランス人材の選定が容易ではないことです。企業がフリーランスに求めるものは、広告運用の知識や技術のノウハウの共有や目標達成能力、コミュニケーション力、スケジュールの厳守など多岐にわたりますが、これらの条件を満たす人材を見つけることは簡単ではありません。また、フリーランスの活用をためらう企業の主な理由に、成果が不透明であることがあります。これらの懸念は、企業がフリーランスに依頼する際の障壁です。

こうした課題に対して、アドむすびは企業の広告運用に関する具体的な支援を提供しています。当社は、運用型広告の黎明期から20年間で1,400社以上の支援実績を持つ企業です。これまでの豊富な経験をもとに、貴社のニーズに合ったフリーランスの専門家を選定・提案いたします。

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調査概要

・調査対象：現在 Web 広告を出稿中の企業の経営者・役員、マーケティング担当者
・調査期間：2024/8/14~8/16
・調査対象：316名
・調査機関 ：株式会社IDEATECH

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